2019.02.08
【あなたの”失敗談”が子どもに癒しや勇気を与えます】 中学生・高校生をもつ親御さん、先生へ 教育講演家 木村玄司
【あなたの”失敗談”が子どもに癒しや勇気を与えます】
時には、あなたの失敗談を話してあげるとお子さんは元気になります。
なぜかというと、思春期のお子さんはいつも不安を抱えているからです。
そして、時としてあなたの失敗談が、その不安を癒し、元気や勇気を与えるからです。
あなたのお子さんは、心の奥底では何かで良い結果を出したかったり、あなたに喜んでもらえるようなことをしたいと思っています。
きっと自分なりに頑張ろうとしていることもあると思います。
しかし、自分なりに頑張ってはいても、思ったようにうまくいかないことばかり。
理想と現実のギャップに押しつぶされそうになることもあるでしょう。
「いつも失敗ばかりして、私はダメな人間なんじゃないか」
「あの子に比べて、自分には能力がないんじゃないか」
そうした不安が頭の中をぐるぐると回り、自信をなくし、やる気を失ってしまうこともあるはずです。
そんな時に聞くお母さんやお父さんの失敗談というのは、感動的な映画や音楽に負けないくらいの素敵なお話に変わります。
(先生の”失敗談”も、とても素敵なお話に変わると思います!)
「実はお母さんね、中学三年生の二学期のテストでアホみたいなミスしちゃったんだよ。…」
「父さんが陸上部に入っていた時、頑張って練習しているのに、全然練習してないヤツに負けちゃってさ…」
そんな”うまくいかなかった話”がお子さんにとって、
不安を癒し、心を軽くしてくれる、本当に素敵な温かい気持ちにしてくれるお話になります。
あなたの〝失敗〟という経験が、お子さんに癒しや勇気を与える素敵なお話に変わる瞬間になるのです!
成功談を語る時より、失敗談を語る時の方が子どもたちは圧倒的に目を輝かせて「頑張ろう!」とやる気になるかもしれませんよ!
教育講演家 木村玄司
著書『何を言っても聞かない思春期の我が子が「ちょっと頑張ってみようかな」と言い出すシンプルな3つの秘訣』(木村玄司著 K.K.ロングセラーズ)より(一部)